渡り鳥「ムナグロ」の観察

こんにちは!園地スタッフです。

例年ですと、河津桜が咲く時期ですが、今年はこの通り、

うんともすんとも言わない様子です。

 

その代わり、今年はゆとりの森にムナグロが来ています。

ムナグロは、冬になると北方からやってくる渡り鳥で、

東南アジアで越冬するとのことです。

夏場、胸が黒くなることから「ムナグロ」と呼ばれます。

 

ゆとりの森には、数年に一度、数日だけやって来る鳥でした。

 

ところが、今年は1月にやってきてから、この2月下旬まで、

何度も確認しています。どうやらムナグロ、今年はゆとりの森で

越冬するようです。

 

せっかくですから、この珍しいムナグロを追いかけてみました。

2月9日、修景池で見つけました。脚がものすごく長い!

ムナグロはチドリという鳥の仲間で、本来は水辺の鳥です。

越冬するときだけ、草地にもやってくるのでしょうか。

2月11日、修景池、四季の橋(厚木基地の方にある橋です)付近。

コケむした石の上でゆったりしています。

あっ、眠そう・・・。

・・・寝た!

リラックスしています。そんなに呑気で大丈夫か?

 

2月16日、修景池展望デッキ付近にて。

地面をつついて、ミミズをゲットしていました。

修景池とやまと山は、思ったよりミミズなどの生き物に恵まれていて、

ツグミやムクドリ等もよくやってきます。

 

ところでこのムナグロ、全然人を怖がりません。

そんなわけで、どこまで近づけるのか試してみた写真がこちら。

画面に入りきらない・・・!

どのくらい近いのかと言いますと・・・、

こんな感じ!約3mでしょうか。スズメでもこんなに近づかないぞ・・・。

 

2月25日。バシャバシャと水浴びです。

修景池を流れる小川は、意外にもスズメやハクセキレイが水浴びしに来ます。

こちらがハクセキレイ。水浴びした後は夕日を浴びながら羽繕いです。

ムナグロも羽繕いします。目を細めて気持ちよさそう。

おっ、羽毛が抜けた!

 

観察していると、休む前には木の近くにやって来る事が分かりました。

どうしてだろう?大きなものがあると安心するのだろうか。

 

来年も来てくれるといいなあ。

 

今回の記事はここまでになります。

読んでくださり、ありがとうございます!