【ゆとりの森自然情報:2021年8月】

こんにちは!園地スタッフです。

軽スポーツ広場のサルスベリが満開です。濃いピンクの花が青空に映えていました。

すっかり夏といった景色だったのは数日前の事。今はどんより曇っていて、

ツバメが寒そうに膨らんでいました。

どうか、体調には気を付けて過ごして頂けましたら幸いです。

 

さて、今月も「ゆとりの森自然情報」を更新しました!

ゆとりの森自然情報は、園内で見つけた生き物を紹介する掲示板で、

仲良しプラザ入ってすぐ正面にあります。

8月は昆虫だけではなく、鳥もよく見かけました。

こちらは、どういうわけか毎年来るようになったセッカという鳥です。

夏になると、厚木基地設備の誘導灯付近で縄張りを宣言する、

なかなか度胸の据わった鳥です。

そしてこのセッカ、脚が長い

手前のスズメと比べると一目瞭然!その長さに若干スズメも引いている気がします。

本来、このやたらと長い脚が、カヤ等の長い草の間につかまって生活するのに

役立っているそうです。

毎年やってくるセッカ、一体どこで繁殖しているのでしょうか。

ゆとりの森には、繁殖に必要なカヤの群生がありませんから、

厚木基地かな?と思いましたが、厚木基地にもカヤは無い気がする。

↑全然関係ないヒバリです。

ゆとりの森で、セッカを初めて確認したのは2016年の事でした。

もし、同じ個体が毎年やって来ているとしたら、寿命がちょっと心配。

 

誘導灯付近では、もう一種類の鳥を見つけました。

ホオジロと申します。

名前の通り、顔が白い・・・ような黒いような、クマドリにも見える。

こちらは親鳥で、この日は珍しく、子連れのようでした。

それがこちら。ホオジロ・・・しろ?

白いまだらに見えます。

 

そんなホオジロは、普段、南の大規模多目的スポーツ広場で

見かけることが多いです。

朝、そちらへ巡回に向かうとゴキゲンな様子でさえずっていました。親鳥でしょうか。

別の日に同じ場所へ行くと・・・

これは息子でしょうか。何か不思議なものを見つけたのかもしれません。

それとも、親の帰りを首を長くして待っているのでしょうか。

案外、本人もよくわかっていないのかもしれません。

 

所変わって、ソメイヨシノの古枝では、

コゲラがせっせと虫を探していました。

このコゲラ・・・といいますかキツツキの仲間は、虫の入り込んだ穴を見つけると、

クチバシでつついて穴を開けたり広げたりした後、銛(モリ)のように

ギザギザした長い舌を伸ばし入れて、中にいる虫を引きずり出します。

↑これが本当の巻き舌。

その舌の長いこと!

あまりにも長いために、舌の根元から後頭部をぐるっと回って

喉の辺りに収納されているのだそうです。ヒエー!

かわいい顔して本性はエイリアン。コゲラです。

 

ほかにも、

短い間、テッポウユリも咲いていました。

芝地の中にあったものを花壇に移植してみたのですけれども、思ったより高く

育つようになって驚いています。

臨時駐車場に向かう道にはヨメナも咲いていました。

ヨメナを含む「野菊」の仲間は、大和市の花に指定されています。

覚えていると、このように自慢出来る時が来るかもしれません。

咲き終わったキンシバイの上では、カナヘビが休んでいました。

彼ら爬虫類は変温動物・・・体内に体温調節機能が殆ど備わっていない動物なので

朝の日光浴で体を温め、活動に備えます。

 

持ち運び出来る「自然チラシ」も出来上がりました。

赤い果実のカラスウリ・・・に似ているキカラスウリを見つけました。

実るという黄色い果実は、まだ見たことがありません。今年は見られるかな?

もしよろしければ、散歩がてら見ていってくださいな。

 

◆ここからはおまけです。

 

実は今年もこっそり、グリーンカーテンを作っています。

今年はころたん(ミニメロン)の苗を仕入れることが出来なかったため、

ゴーヤでカーテンを作っています。両サイドのぐるぐるしたものはフウセンカズラです。

ころたんを楽しみにして下さっていた皆様、申し訳ありません。

しかしゴーヤ、いつもは沢山実るのですけれども、どうしたものか不作のようです。

こんな年もあるのかなあ。

↑全然関係ありませんが、ナミテントウです。てかてか!

今回の記事はここまでになります。

読んで下さり、ありがとうございます!