【ゆとりの森自然情報:2024年7月】

こんにちは!園地スタッフです。

仲良しプラザ前のグリーンカーテンが、大きくなってきました。

熱波で枯れこんだ葉もありましたが、辛抱強く耐え抜いています。

そして、ころたん(ミニメロン)には果実が!

スタッフみんなの水やりに応えてくれました!やったぜ!

小さくても、元気にすこやかに育ってほしい。

 

さて、今月も「ゆとりの森自然情報」を更新しました!

「ゆとりの森自然情報」は、公園内で見つけた生き物を紹介する掲示板です。

仲良しプラザ入ってすぐ正面にあります。

夏は昆虫がにぎやかです。

そんな中、ムクゲは元気に咲いています。

多目的リンクや、バーベキュー広場が見ごろ!

雑草チームでは、ヘクソカズラが咲き始めました。

ヘクソカズラ!あんまりな名前ですが、つるをちぎると

本当にオナラのようなにおいがします・・・

 

虫が元気な季節です。

ナナホシテントウが、クズの葉で休んでいました。

前足で顔を洗っています。きれいにしないとカビや細菌に

感染してしまいますから、虫も必死です。

真ん中にいるのはショウリョウバッタ

成体になるまで、もうすこしの大きさです。たくさん草を食べよう。

ウスバキトンボもよく飛んでいます。

トンボがのんびり飛んでいる姿は、心が和みます。

修景池の北の方ではアオスジアゲハが水を吸っていました。

この辺りでは、アゲハチョウなども水を吸いに来ます。意外な穴場。

芝生グラウンドの北東ではムシクソハムシ(ツツジコブハムシかも)発見!

虫のフンにみえますが、虫です。

手のひらにのせました。まさしくフン。

虫らしい姿の写真もありました。すごい擬態だった。

擬態といえば、ニイニイゼミも樹皮に化けていて見つけにくいです。

音を頼りに探しました。肉眼では・・・難しいっす!

あまり見かけないクモも発見。調べると、

シロオビトリノフンダマシという

クモのオスが近いようでした。すごい平べったい。

 

暑さに負けず、鳥も頑張っています。

何か、たれている生き物がいますね。ムクドリです。

日光浴をしていたようです。

となりの仲間は、顔をかいて気持ちよさそう。平和だ。

ちょっと前までいたコチドリも、顔をよくかきました。

私はこのポーズが好きです。

暑すぎるのか、ツバメが仲良しプラザの壁面に集まっています。

わずかなスキマにすがるほど、今年の夏は暑い!

おっ、モズだ。クチバシが黄色い!今年生まれた若鳥です。

ゆとりの森で生まれたのかしら。モズの育つ公園、ゆとりの森。

 

持ち運びできる「自然チラシ」も出来上がりました。

7月といえば、茶色いジャノメチョウがよく飛んでいます。

よろしければ、散歩がてら見ていって下さいませ!

 

 

◆ここからはオマケです。

皆様は、トビイロシワアリというアリをご存じでしょうか。

どこにでもいる体長4~5mmくらいの小さなアリです。

ゆとりの森では夏になると、通路のすみっこで人知れず大戦争を

繰り広げている、どこにでもいるアリです。

 

そんなトビイロシワアリの巣を、うっかり壊してしまいました。

すると、巣の中には・・・

なんか丸い・・・生き物?生き物が転がったいました。

なんだこいつ。脳みそフル回転しても正体がつかめない。

ひっくり返しました。ほう、これはカイガラムシに似ている!

カイガラムシは、木や草に取り付いて汁を吸う虫です。

そんな虫が、どうしてアリの巣の中に?

しばらくすると、トビイロシワアリ達が大切そうに

丸い生き物を運び始めました(動画です)。

何が彼らを駆り立てるのか。

 

そのまま草むしりを続けると・・・また丸い生き物が!

あっ!雑草の根っこに取り付いている!

しかも周りの土が、空洞のように取り除かれています

トビイロシワアリが坑道を掘ったのかもしれません。

そして、丸い生き物のお尻からは、謎の液体があふれ出しています

よく見ると、手前のアリは、丸い生き物のお尻を探っているように見えます。

トビイロシワアリは、丸い生き物が出す液体が好きなのかもしれません。

 

いろいろ分かった事から考えますと、この丸い生き物は・・・

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➀:アブラムシ、カイガラムシなどの仲間で

➁:地下でトビイロシワアリに保護してもらい、草の根の汁を吸う代わりに

➂:お尻から出す液体を与えている。

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・・・のかも、と思いました。

 

こんな生き物、いるんだ・・・。ちなみに、名前は分かりませんでした

アリに詳しい図鑑を見れば分かるかな・・・?気になる。

オマケと言いつつ、長くなっちゃいました。

全然関係ないモズの写真をのせて、今回の記事はここまでになります。

読んでくださり、ありがとうございます!