【ゆとりの森自然情報:2023年5月】

こんにちは!園地スタッフです。

先日、お客さんに教えて頂いて、驚いたことがあります。

芝生グラウンドにあります河津桜

葉っぱの間から、すこし違う色のものが覗いています。

なんと、でした。

ほかの花は、すでに果実になっています。

葉っぱの中に咲く桜というのも、ちょっとシブくて味わいがありますね。

 

さて、今月も「ゆとりの森自然情報」を更新しました!

ゆとりの森自然情報は、公園内で見つけた生き物を紹介する掲示板です。

仲良しプラザ入ってすぐ正面にあります。

5月になって、生き物が増えてきました。

土手や芝生ではマツバウンランが見られるようになりました。

雑草だけど、キンギョソウに似ていてかわいい。

飛ぶ鳥のような花の形には、どんな意味があるのだろう?

芝生グラウンドの東側では、正体不明のバラが今年も花を咲かせました。

このバラ、8年前くらいから喫煙所の近くにありますが、

なぜここで育っているのか、実は分かっていません

この場所に花壇を作る計画があった名残なのか、自然に生えてきたのか・・・

誰も気にしない道のはずれで、今日もバラが揺れています。

 

厚木基地沿いのアジサイの葉の上には、変わった虫がいました。

キャアアァァスズメバチィィィ!?

・・・ではなさそうです。胸と腹の間がぜんぜんくびれていません。

調べてみると、これはナシアシブトハバチという、

毒針を持たないハチだそうです。

それにしても、顔までスズメバチそっくり。オレンジ色の肩をいからせる姿は

本物とは違った威圧感があります。でも刺しません。

 

別の場所では・・・おっ、これは?

テントウムシが羽化した所に遭遇しました。

草むしりしながら観察しよう。

たどたどしい足取りでサナギを登ります。

背中の甲も、つややかさがありません。乾いていないのかな。

登った場所で、はねを伸ばします。

はねも黄色いんだな。ちょっとずつ、つやつやしてきました。

草むしりを終えるころには、黒い点も浮かんできました。

ナナホシテントウったのですね。

観察できたのはここまででした。これから赤くなるのかな?

 

ほかにも

仲良しプラザの屋根の上では、ハクセキレイが羽づくろいをしていました。

実家のようにくつろいでいますが、実際、彼らは毎日ゆとりの森にいます。

暖かい気候に誘われて、スズメもやってきます。

何か探していますね。きっと、丸々太ったコガネムシが沢山見つかるでしょう。

航空誘導灯の上では、モズが誇らしげにたたずんでいました。

秋の鳥だと思っていた彼らも、通年見かける鳥になっています。

こちらはコチドリ。春先限定の鳥であります。

臨時駐車場や、修景池に出没しては・・・あれっ、何をしているんだろう?

とりあえず動画を撮っておくか。

体をブルルと震わせています。かわいい(動画です)

頭をかいています。かわいい(動画です)

コチドリは何をしていてもかわいいですね。

しかし、不毛の臨時駐車場で何をしているのかは、まるで分かりませんでした。

 

持ち運び出来る自然チラシも出来上がりました。

ダンゴムシみたいなのに違う生き物、タマヤスデも見つけました。

もしよければ、散歩がてら見て行ってくださいませ!

 

◆ここからはオマケです。生まれて初めて見つけたモグラの写真をどうぞ。

なんだか毛の塊のようです。どでかい手で穴を掘りまくりでした。

あっ!動画撮ればよかった!

 

さて、5月は子育ての季節。

バーベキュー広場の近く、このモッコウバラにも

子育て中・・・かもしれない鳥がいました。

モッコウバラを下からのぞくと・・・キジバト!

じーーーーっと動かず、巣の上で座っていました。

あの首をポッポポッポと振って歩くハトが、巣の上では不動とは。

 

修景池では、

ツバメが何かを探しています。食べ物かな?

ありゃ、枯草を集めています(動画です)

巣作りに使うのかもしれません。

そういえば、仲良しプラザの入口の巣も、ちょっとずつ大きくなってきました。

今年も、無事に子育てが出来ると良いなあ。

 

全然関係ありませんが、雨で水が溜まった修景池で泳ぐカルガモです。

今回の記事はここまでになります。

読んで下さり、ありがとうございます!