【ゆとりの森自然情報:2021年9月】

こんにちは!園地スタッフです。

↑激しく呼吸することで体温を下げている

ちょっと前まではムクドリ達があちーよあちーよと

口を開け広げている姿を見ることが出来ました。

けれども、ここ2、3日の雨で気温がぐっと下がってしまい、そんな景色もまた来年。

葉が色づき、セミに代わってコオロギが鳴き始めた事に気が付いて、

秋が来たのだなあと思いました。

 

さて、今月も「ゆとりの森自然情報」を更新しました!

ゆとりの森自然情報は、公園内で見つけた生き物をお知らせする掲示板で、

仲良しプラザ入ってすぐ正面にあります。

セミは本当にぱったり鳴き声を聞かなくなりました。

ちょっと寂しいですね。

そんなセミの臨終に、夏を乗り越えたカマキリが立ち会う事もあります。

どのようにしてと言われれば、鋭いトゲのついたカマをふるって、セミを捕まえて

あとはムシャムシャやるわけです。おそろしや~。

 

鳴く虫といえば、

ツユムシが桜の葉によじ登り、鈴のような音色で鳴いていました。

羽を震わせているオスの後ろには、そっぽを向いたメスがいます。

こんなにきれいな音なのに、何が気に入らないと言うのでしょう。

 

秋の虫といえばこのバッタ。

ショウリョウバッタもずいぶんと大きくなりました。大人の人差し指位あるかも。

ところで最近、このショウリョウバッタが、なぜか高いところにしがみついて

死んでいる所に何度か出くわしました。調べてみると、これは

バッタカビというカビが原因のようでして・・・

 

バッタにうつったカビがバッタを操作して、草の上など高いところに

誘導してから殺すようです。

そして高いところからカビの胞子を飛ばして、また別のバッタに

感染するのだとか・・・こ、コワッ!エイリアンか!

エイリアンとは違いますが、アメリカジガバチというハチもいました。

腰が細すぎて心配なこのハチは単独で暮らし、他の虫に卵を産み付けます。

卵からかえった幼虫は、これまたエイリアンのように食い破って出てくるという

やっぱりエイリアンになっちゃいましたね。昆虫って怖い!

 

面白い形の虫も見つけました。

やたら長い鼻・・・ではなく口を持つクヌギシギゾウムシです。

この長い口でドングリに穴をあけて、中に卵を産みます。

私にはこの虫の顔が、サングラスをかけた鼻長おじさんに見えて仕方がありません。

 

おやっ、仲良しプラザのエントランスに転がっていたのは・・・

ムネアカセンチコガネと申します。

一応珍しい虫ではありますが、たまに仲良しプラザのエントランスで

ひっくり返っています。どうも、ひっくり返ると起き上がれないようです・・・

こうして顔を見ていると、まるでトリケラトプスのように見えます。

虫好きの私は大興奮でした。しませんか?しない?そうですか・・・

 

恐竜に見えたといえば、

このカナヘビも、どこにでもいる生き物ではありますけれども、

こうして眺めると、見た事ないはずなのに、どこか恐竜の面影を感じてしまいます。

太古の昔、ゆとりの森にも恐竜が歩いていたのだろうか。

 

持ち運びできる「自然チラシ」も出来上がりました。

アリの巣で暮らすというアリヅカコオロギは、石をひっくり返すと

アリと一緒に逃げる姿を見つけることが出来ます。

もしよかったら、散歩がてら見ていってくださいな!

 

 

◆ここからはおまけです。

虫ばかりの今回の記事でしたが、もちろん鳥もいます。

秋の鳥だと思っていたモズ、今年は夏ごろからずっと公園にいます。

気候の変化なのでしょうか。ウーム。風に吹かれて気持ちよさそうです。

今年はメジロもよく見かけます。

夏ごろ、ゆとりの森にできた巣から巣立ったメジロかもしれません。

今年の巣は、おもちゃの橋下のハナミズキや、モッコウバラアーチで見られます。

修景池の北側では、鳥の水浴びも見ることが出来ます!

画像はハクセキレイさん!

うおおおおお!

バシャーーーン!

なんとも豪快な水浴びです。どことなく満足気。

 

あ!キノコみっけ!

 

ババーン!

 

そうそう、ヤマトンもどきもヘアカットしてあげました。

目が隠れてしまう程やんちゃに伸びたもどき。

シュッとスマートになりました。

これでお出向かえはバッチリ。どうも、ヤマトンもどきです。

 

↑全然関係ありませんが、ヤブランです。植物の写真が一枚もない事に気づいて載せました。ひどい。

今回の記事はここまでになります。

読んで下さり、ありがとうございます!