【ゆとりの森自然情報:2024年12月】

こんにちは!園地スタッフです。

スポーツハウス前のサザンカが咲き始めました。

サザンカが咲くと、冬という感じがします。

厚木基地方面のサザンカも見ごろです。よかったら、見ていって下さいませ。

 

さて、今月も『ゆとりの森自然情報』を更新しました!

ゆとりの森自然情報は、公園内で見つけた生き物を紹介する掲示板です。

仲良しプラザに入ってすぐ正面にあります。

ようやく寒さ本番。ゆとりの森から昆虫がいなくなります。さびしい。

それでもナナホシテントウを見つける事がありました。

派手すぎる色で鳥に狙われてしまいそうなナナホシテントウですが

超まずい味なので誰も食べに来ません。逆にどんな味か気になるぞ。

木を剪定すると、アオカメムシが出てくる事もありました。

今年はこのアオカメムシが大量に発生したようで、ネットで検索すると

大発生!対策!注意報!の文字が並びます。グリーンピースみたいな色だ。

石をひっくり返したら、コスナゴミムシダマシが冬眠していました。

枯葉などを食べて土に戻してくれる有難い虫ですが、

影が薄すぎて誰も知らないと思います。縁の下の力持ちですな。

ついでに石の裏でこんなカタツムリも見つけました。大きさ2mmくらい。

幼体なのかなあと思って調べたら、2㎜くらいで成体になるカタツムリもいるらしい。

結局、このカタツムリの正体は分かりませんでした。ゆとりの森、まだまだ謎がある。

 

石を元に戻して外に目を向けてみると、秋らしい景色を見つけました。冬ですけど。

これはススキ・・・の、そっくりさんのオギという植物です。

お日様を浴びて揺れる穂に、うっとりしてしまいます。

そんなオギのそばを飛び回り、スズメがタネをむしゃむしゃ食べています。

よく見ると、何もなくなった穂があります。全部食べちゃったのかい。

メジロも見かけるようになりました。

冬になると、サザンカの蜜を飲みにやって来ます。

ヒヨドリも、よく見かけるようになりました。

他のヒヨドリとけたたましく鳴きあって、なにやらケンカしていました。

そのすみっこで、メジロが弱弱しくさえずる様子を見て、

動物にも上下関係ってあるんだなあと思いました。

テニスコート前のタネダンゴ花壇で、モズが何やら真剣ににらんでいました。

モズは植物を食べない完全な肉食なので、捕まえやすい昆虫がいない冬は

何を食べているのか気になります。

おしまいはハクセキレイの水浴び!ぶるぶる!

ヒャア冷たそう!(動画です)

この水浴び、なぜか冬に見かける気がします。寒中水泳かな?

 

持ち運びできる「自然チラシ」も出来上がりました。

太いクチバシでタネを食べる鳥、カワラヒワが修景池に来ています。

もしよければ、散歩がてら見ていって下さいませ!

 

 

◆ここからはオマケです。

夕方、お日さまの方を向いてみますと・・・

ややっ、なにやら虹のようなものが!

拡大してみましょう。ドンッ!まさしく虹。

でも虹ではなく、暈(かさ)ラテラルアークというものが近いそうです。

ラテアートみたいな名前だった。

こちらは、散歩していた方が「綺麗だよ」と教えてくれた富士山

うつくしい!日本の夕焼けだ!

冬になり、空気が澄んでくると、ゆとりの森では素敵な景色が見つかります。

 

そんなわけで、今年の記事はここまでになります。

 

ゆとりの森は、毎年来てくれる生き物もいれば、

いまだに新しく見つかる生き物もいます。

少しずつ変化する彼らの姿を、これからも伝えていきたいです。

 

今年も、読んでくださり、ありがとうございます!