タブノキ
タブノキ (Machilus thunbergii) クスノキ科
枝ぶりが大きく、厚みのある樹形になる。
樹皮は灰褐色でほぼ平滑。
老木では樹皮が縦に裂け、剥がれる。
葉は枝先に集まって付く。
冬芽は頂芽が特に大きく、多数の鱗片が瓦状にならび、
赤味を帯びる。(写真赤丸)
タブノキは枝に芽鱗痕(がりんこん)が見られる。(写真赤丸)
芽鱗痕は枝の周囲を回る線状の筋。
枝は2年目まで濃い緑色で、3年経つと皮目を中心に灰褐色の部分が多くなる。
別名イヌグス。
タブノキの樹皮や葉を製粉たしたものはタブ粉と呼ばれおり、
無香で粘着性が高く、線香類の粘結材として古くから利用されている。