名古屋金城ふ頭商業施設Maker’s Pier新築工事(名古屋)/企画設計・外構工事
Maker’s Pierとは
Maker’s Pierは2017年3月30日に名古屋・金城ふ頭にオープンした体験型商業施設です。
“Maker’s Pier”とは、“モノづくり埠頭”を意味し、名古屋市が掲げる「モノづくり文化交流エリア」である金城ふ頭にふさわしい「モノやコトをつくる喜び」をテーマとした、“Makertainment”(=Make + Entertainment の造語)を創造しようというものであり、今までにない、人に元気と活力を与えるエンターテインメント空間を目指しました。
施設内はテーマの異なる3つのゾーンで構成されており、緑の木々と鳥のさえずりに包まれた「Forest Garden」、芝生広場が開放感たっぷりの「Central Park」、海外のような街並みに心踊る「Uptown」と、ゾーンごとに街の雰囲気や音楽の趣向を凝らし、探索する楽しみを演出しています。
サカタのタネ 造園緑花部(※)の関わり(※)施工当時
当社は施設全体のランドスケープデザインはもちろんですが、施設全体の構想段階からプロジェクトに参画し、開発エリアである「金城ふ頭中央緑地」の“先住民”である樹齢40年、30m級の高木2,000本を生かした「緑豊かな施設づくり」を提唱いたしました。
プロジェクトメンバー全員で緑地内を何度も歩き、残すべき樹木を1 本ずつ選定し、最終的には500本の高木を残し、その間に構築物をはめ込むことといたしました。
Maker’s Pierでは、この500本の樹木全てを“シンボルツリー”と位置づけております。
「みのりカフェ」「グリルみのる」とのコラボレーション
当JA全農とJAあいち経済連が共同で飲食店「みのりカフェ」と「グリルみのる」の2店舗をMaker’s Pierに出店しています。
「みのりカフェ」では、地元愛知県産の野菜をたっぷり使ったサラダボウルや、素材そのものの味を楽しめるジェラートを提供し、「グリルみのる」では、松坂牛、飛騨牛、あいち牛の地元銘柄牛の料理を中心に提供しています。両店舗では、地域農業の理解促進と農畜産物のPRを目的とした、生産者と生活者の交流の場として「青空マルシェ」も時期に応じて開催されております。
当社は、「みのりカフェ」「グリルみのる」とコラボレーションを図るために、この2店舗をつなぐテラス「みのりみのるテラス」を施工・提供し、この周辺で行われるたねダンゴ※づくりイベントへの協力をしております。また、「みのりカフェ」店内では当社の野菜や花のタネなどが販売されております。
当社は今後も種苗会社として、Maker’s Pierの掲げる“「モノ・コトづくり」を通じて、人に元気と活力を与えるエンターテインメント空間を提供する”というテーマに賛同し、参画していきたいと考えております。
※「たねダンゴ」は、公益財団法人日本家庭園芸普及協会の登録商標です。